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2013/11/12

人物本位の入試

人物本位の入試について、今朝の朝日新聞の17面のオピニオン欄に哲学者の芦田宏直さんが「人物本位入試は『育ちの良さ』次第 大学の力も衰える」ということで、意見を述べている。

「入試の点数だけで合否を決める点数評価こそが、較差の少ない民主的社会を作ってきたからです」という意見にはうなずける。明治維新以降とはいわないが、戦後の日本の高度成長を支えたのは、点数評価による選抜によっているのではないか。

芦田さんは、人物本位の入試は、較差を固定化すると危惧している。現実に、東大の合格者は、富裕層が有利になっている傾向が示されていて、さらに人物本位となると育ちの良さが加わることで、点数による入試は、貧乏でも努力すれば報われるのだろう。

さらに、どこで読んだのか忘れてしまったが、人物本位の入試で失敗すると、受験生の人格否定につながってしまうのではないかという危惧をもつひともいる。これもあり得る可能性ではないか。

点数評価であれば、受験に失敗しても本人の努力不足で済むが、人物本位の評価であれば、受験の失敗がそのまま人物に問題があるという評価になるのではないか。

きたきつねは、試験官のばらつきが大きいので、人物評価による入試は怖いと思っている。

点数評価による入試は、大学教育を受けることができる能力があるかないかをはかるために有効だと思う。

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コメント

その通りだと思います。
否定された若者は、一生トラウマをかかえることになるでしょう。

投稿: かんてつ | 2013/11/13 09:02

かんてつさん

点数が足りないというのは、自分で判りますが、人物が評価に値しないというのは、自覚できていないだけに厳しいですよね。

投稿: きたきつね | 2013/11/13 20:50

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