富岡製糸場とその周辺を巡る旅
金物や建具、ガラスなどは建設当時のフランス製のものが使われているらしい。板ガラスは、今のような平滑ではないので外の風景がゆがんで見えている。
通常は入場できないブリュナ館で富岡製糸場資料展「木骨煉瓦造建築の源流を探る -フランスから横須賀へ、そして富岡へ-」が開催していて、横須賀造船所の建築物との対比の資料が展示されていた。
昼は、製糸場の正門を出て直ぐの「おぎのや富岡製糸場前店」で峠の釜めし。峠の釜めしは随分久しぶりで、直近は10年前位だったのではないか。おぎのやは、長野新幹線開業から、横川駅から群馬、長野と店舗を広げていて、色々なところで食べることができるようになっている。
まちなか交流館で「富岡まちてくマップ」をもらったので、ちょっと街の中を歩いて見たが、何処も同じ見るも無惨なシャッター商店街が広がっていた。製糸場全盛期の頃は、賑わったことは想像できた。
製糸場を見学にくるひとは多いけれど、観光バスの団体客だけでなく普通の観光客も街に留まる仕掛けが全くないので、通り過ぎるだけになっている。
諏訪神社も手入れが行き届いていない。世界遺産登録を狙っているけれど、街の景観を含め観光客を受け入れるにはもう一つきちっとした対策が必要ではないだろうか。
調べてみたところ、近くに群馬県立自然史博物館があったので、寄ってみた。館内われわれ二人で非常に贅沢な観覧となった。
博物館はコンパクトだけれど、なかなか行き届いた展示内容で、茨城県立自然博物館よりも面白かった。特に、恐竜の展示は内容が豊富だ。突然、実物大のティラノサウルスが動き出したのには驚いた。
恐竜の化石発掘現場を再現した、実物大のジオラマは興味深い。
ダーウィンの部屋では、ダーウイン博士のロボットが話しかけてきた。この部屋は、体験型展示になっている。
ヤドクガエルが水槽で展示されていて、実物を見るのは初めてだった。博物館の展示物は、興味深いのだけれど、本物、レプリカ、模型の表示がはっきりしていないのが気になった。
製糸場のガイドから帰り道に「こんにゃく博物館」があって、こんにゃく食べ放題のバイキングがあるというので、行ってみた。「こんにゃく博物館」は、こんにゃく製造の株式会社 ヨコオデイリーフーズの工場に併設した施設で、工場を見学できる。
工場見学は、案内がないとよく判らないけれど、なんとなく想像しながら通過。
こんにゃくバイキングは、工場で生産している色々な種類のこんにゃくを調理したものが12種くらいが、無料で食べ放題になっていた。少しずつ10種類程試食して見た。意外と味付け次第で旨く食べられる。
こんにゃくはカロリーゼロで、満腹感があるので、ダイエットに色々な味付けで食べると飽きずに続けられるだろう。
帰り道は、大きな渋滞もなく行きと同じく2時間15分で帰り着くことができた。
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