千葉県立房総のむら
一度行ってみたいと思っていた体験型博物館「千葉県立房総のむら」に偶然行くことができた。想像していたよりもずっと近い場所だったのでもっと早く行けばよかった。
入場料を払って、パンフレットを貰ってビックリしたのは、100を越す古墳群の中に施設があったことだ。茨城県も古墳が多いと思ったけれど、ここは半端ではない。今回は寄らなかったけれど、近くに国の史跡「岩や古墳」もある。
大木戸(入り口)を通って中に入ると、江戸時代の商家の町並みで、それを通り抜けた。のれんなどボロボロで、ゴーストタウンの雰囲気だけれど、所々の店に人がいた。
入り口の管理棟は、明治時代風の講堂のようで、映画やPVなどの撮影に使われているようだ。
商家の町並みでは、もの作りの体験やソバうどんの店などがあって、鍛冶屋では切り出し小刀を打っていた。
隣の敷地にある風土記の丘資料館に行った。房総のむらの入場券をもっていれば入館料は無料だった。
展示品は、縄文早期から弥生、古墳時代と興味深いものが多かった。
周りの小山は全て古墳。
上総の農家は、146年前に建てられたものを移築したようだ。敷地は750坪、母屋のは59坪となかなか立派な農家だ。
武家屋敷、安房の農家、下総の農家を巡って、水車小屋に到達。上掛け水車で、水車小屋の中には、搗き臼と挽き臼が動くようになっていた。
道に六地蔵、道祖神、犬供養など色々なものが再現されていたが、一番興味深かったのは、集落の入り口に疫病などが入ってこないように設ける「綱つり」で、以前新潟県の糸魚川でも似たようなものを見たことがある。
綱つりは、向って右から、かしま人形(女)、蛸、たわし、札、海老、かしま人形(男)、賽で、札と賽以外は藁で作られている。安房の農家の場所にも、違った綱つりがあった。
次回は、房総のむらのそとにある施設も含めてゆっくり見に来ようと思う。
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