江戸東京博物館「大浮世絵展」
今日は「左義長」、「平成スタートの日」、「初薬師」、「正月事納め」、「外国郵便の日」。
午後から久しぶりの雨。
文具関係の用事で東京にでたついでに、江戸東京博物館で開催中の「大浮世絵展」を見てきた。
開催直後は、相当混雑していたらしいけれど、今日は比較的ゆっくり鑑賞できた。
今回の展覧会の面白いところは、コクヨがキャンパスノート発売39年を記念して、「大浮世絵展」とコラボしていて、チケット売り場で自分が使っているキャンパスノートを見せると割引が受けられるところだ。
展示の浮世絵は、期間中展示替えがあって延べ340点ということだが、それでも200点近くが展示されていて、じっくり見てしまい非常に疲れてしまった。
浮世絵成立から近代への影響までの浮世絵の変化、有名な作者の特徴を示す作品など、浮世絵を歴史から俯瞰できる構成になっていて、浮世絵をしっかりと勉強するには良い展示となっていた。
全体を見て、日本の漫画の源流が浮世絵にあることが浮き上がってくる印象だった。日本人のDNAに浮世絵を見てきた記憶が刷り込まれているびだろうか。
肉筆画もあるけれど版画という量産された印刷物が、高度なレベルを持っているのがよく判る。大英博物館、シカゴ美術館、ベルリン国立アジア美術館などからの里帰り品も多く、眼福だった。
残念なのは、細かく展示替えがあって、本格的に見るには少なくとも3回は行かなければいけないことだ。この後、名古屋市立美術館、山口県立美術館と巡回する予定らしい。
会場を出たところで、グッズの販売をしていた。記念に、正月という事で北斎の富嶽三十六景の東都浅草本願寺の絵葉書と、コクヨの大浮世絵展オリジナル「浮世絵キャンパスノート」を1冊買ってきた。
多くの博物館や美術館では、特別展や企画展を見ると、常設展示は無料になるのだけれど、江戸東京博物館は、特別展と常設展示の料金が別に必要なところが変わっている。常設展示に感心を持ってもらったり、リピーターを増やすには、無料にするのが良いと思うけれど、違うだろうか。
入場券は、QRコードをゲートにかざす形になっていたのを忘れていた。
江戸東京博物館は、何時行っても非常に異様な建物だと思う。バブルの時に勢いで作ったということもあるだろうけれど、来場者に取ってアクセスしずらい施設になっている。
| 固定リンク
コメント