もやしもん13巻
菌が見える沢木直保が東京の農業大学に入学してからの一年間の物語が「もやしもん(13)<完> 」で完結した。国立科学博物館の特別展で取り上げられる程、菌類がこれほど人気になったことはこれまでないのだろう。
結城酒造の結城蛍と祖父がそれぞれ農大と西野家の日本酒の仕込みを始め、出来上がった新旧の酒を混ぜることで、最後に良い酒が出来上がった。
主人公の沢木直保がもやしやを継ぐことを決め、蛍も酒造りを続けるようだ。
他のメンバーも次の世界に進んで行くようで、めでたしめでたし。それにしても、最初のころゴスロリの女装や女子大生のボンデージが出てきた時は、どうなるのかと思った。
このコミックを読んで、お酒、菌類について学んだひともおおいのだろう。
作者の石川雅之氏は、可視化した菌類も地球の生物の一員として、色々なことを語らせていて、これも色々な示唆に富んでいて、考えさせられた。
もやしもんの完結を記念して、「春のもやしもん展 in 勝どき」が@btfで開催されている。会期は2014年3月7日(金)~3月30日(日)で、月、火が休みだ。
貴重な原画展示を中心として、会場の壁には作者・石川雅之氏が直接書き下ろしたイラストがあるということだ。会期の残りが少ないので、早めに行かなくてはならない。
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