理化学研究所のSTAP細胞論文での組織としての問題
ネーチャーに論文が掲載されるまでに相当な時間があったはずで、その間に共著者の上司、元上司が実験ノートを確認する時間も十分あったはずで、論文の内容チェックもできたはずで、そこのところが今回の調査委員会の報告ではあいまいになっている。
それとSTAP細胞の存在の確認に1年もかかるというのは、簡単な操作で万能細胞を作ることができるという論文内容からみて大きく矛盾する。
研究者としての小保方晴子氏については、Twitter上で作曲家、指揮者で東京大学大学院情報学環准教授の伊東 乾氏(@itokenstein)が厳しく指弾している。学位論文のコピペ問題を含めて、学位の不正取得する研究者としての資質に付いて強く論じている。
また、バイオや先端技術に研究費が大きく傾斜することで、研究費の一部分野でのだぶつきにも意見を述べている。この点については、きたきつねもこれまで、研究費の不正使用事件が起こる度に述べていることだ。
バイオや医療など派手な分野に研究費が大きく流れ、地味な基礎研究や文系の研究への予算の削減による研究費の不足など将来に影響のでる問題も含めて検討が必要だろう。
| 固定リンク
コメント