今日は閑居
原子力規制庁は、2012年9月の発足から今年4月1日までの約1年半の間に、同庁の職員計132人が出身官庁に戻ったことを明らかにした。規制官庁と推進官庁で人が行ったり来たりすると、規制が弱くなるから東京電力福島第1原発事故が防げなかったわけで、一方通行の人事にしたはずが、ザルだったということになる。
小保方晴子ユニットリーダーの記者会見の内容を新聞で読んだが、科学的な説明はなかった。STAP細胞を他に作った人がいても、その人を明らかにできないというのは引っかかった。
画像についても、200回以上成功しているならば、クリアーな画像が得られる可能性は高いのに、画像処理をするというのもよく判らない。
実験ノートの存在も、4、5冊という曖昧な回答で、実験内容を証明できる資料はそれだけだから、そのような曖昧なものだろうか。
マサチューセッツ工科大のイエーニッシュ教授の「論文掲載の作製法に加え、理研と米ハーバード大が別々の作製法を発表しており、すでに4種類の作製法があるのは異常。論文著者の間できちんと話しあってほしい」という談話は興味深い。
理化学研究所と産業総合研究所を新設の「特定国立研究開発法人」にする法案が頓挫したという話があるが、三、四十年前の両研究所の研究報告を読んでみると判るけれど、ほとんど成果らしいものはなく、産業界からは不要論がでていたはずだ。
それがバイオブームと研究費の25兆円の話から風向きがかわってきただけだろう。
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