スクビの後脚はさらに不調に
STAP細胞の論文問題をめぐって、共著者の一人で理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹副センター長が記者会見した。実験の生データや、実験ノートを見る機会はなく論文を書いたという。会見を聞いている限り、いい訳でしかない。
小保方さんが、具体的な作成手法や実験に成功した第三者を公表しないというのもよくわからない。作成手法は、特許に絡むというけれど、特許を出さずに論文発表するような間抜けなことをするはずはないだろう。
理研では実験ノートについて調査するといっているが、現物を確認するわけでなく、研究者にアンケート調査で済まそうとしているようだ。どうもよくわからない。
14日に福島第一原発で、使う予定のなかった仮設ポンプが動き、原子炉建屋やタービン建屋地下の高濃度汚染水約200トンを予定とは異なる建屋地下に移してしまったと発表したばかりなのに、今日は濃度汚染水を処理する多核種除去設備ALPSで、汚染水約1トンが漏れたと発表した。
高濃度放射能汚染水の取り扱いは、うっかりしましたでは済まないことだ。事故処理対応が長期化すると、作業者の被爆の制限があるから、どんどん熟練技術者や作業員が現場を離れなければならなくなっていて、経験の浅い技術者や作業員が増えてくるとミスはもっと増えるのではないかと非常に不安になる。
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