印旛沼パトロール
昨日からFacebookの仲間の間で、最近の野鳥撮影のカメラマンのマナーのなさが話題になっている。特に、営巣の邪魔をするカメラマンについて問題が大きい。
昔も同じような問題があって、野鳥の会や野鳥雑誌での雛や巣の写真などを掲載しないことを徹底して、撮影する人は少なくなった。それが、野鳥写真ブームと同時に再燃してしまったということになる。
デジカメの普及と高性能化で、だれでも簡単に野鳥の写真が撮れるようになっているので、野鳥を見るだけでは満足できなくなったしまったということだ。
それだけではなく、野鳥をきちんと観察することがなくなって、種の識別も十分できないだけでなく、野鳥の生態などの知識も不十分なままで珍しい鳥を見ようとすることで、別の問題も起きている。
きたきつねの所にも時折、珍しい鳥を見たので名前を教えて欲しいという連絡があるが、全部が普通種だ。離島に行った時にも、鳥を見ていると横でバシャバシャ写真を撮っている人から、今の鳥は何ですかと聞かれることがある。
探鳥会にでて、野鳥の見方、識別などをある程度勉強してからでも遅くないと思う。でも最近は、定年退職してからバードウォッチングを始める人が多いので、残された時間を考えると焦りが出てしまうのだろうか。
それと日本野鳥の会などの団体に所属しない人も多くなっているのも問題があるかもしれない。野鳥の会そのものがバードウォッチャーの要望に十分応えていないことも気になるところだ。
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