舳倉島一日目
輪島に到着したときはまだ風があって、波も2.5mと船が出るには微妙な雰囲気だった。低気圧の影響で二日間連続して欠航しているので、心配していたが、7時過ぎに出航が決まって一安心。
喜び勇んで港を出たのはいいけれど、大きなうねりがあって、ニューへぐらは、大きく上下しながらしぶきを上げていて、甲板にいても柱に掴まっていなければ飛ばされそうだったので、双眼鏡で鳥を探すのも無理で、久しぶりに船酔いしそうになった。
島に着いて準備をして島内を巡ることにした。前日からヨタカがいるというので、行ってみると木の枝に休んでいた。時折、目を開けたり、糞をしたり、鳴いたりしているけれど、日没まで同じ場所にじっとしていた。
舳倉島は飛島と違い、平坦で小さな島ので、ゆっくりと巡ることができる。龍神の池の上にはニシイワツバメに久しぶりに会うことができた。腹と腰の白さ、背中の青く光る羽などじっくりと見ることができた。一眼レフは重いのでFinePix HS50EXRを持って行ったから、早く飛ぶニシイワツバメを撮影するのは無理だった。
ムギマキは、道の途中で若鳥も含めて沢山見ることができた。
診療所裏の水場にはコルリが顔を出して非常に見やすかった。
ブッポウソウは、松の木に止まって、飛んで虫を取っては同じ場所に戻ることを何度も繰り返していた。天気が良ければ、三脚なしでもFinePix HS50EXRでも1000mm望遠でそこそこの写真が撮れる。きたきつねのように記念写真程度ならば十分のようだ。
舳倉島ではヘラサギが珍しいようで、池にくるのだけれど、近づいて飛ばす人が約一名いたので、飛んでいる姿か、岩礁の上で休んでいるところしか見ることができなかった。
学校の前にカラフトムジセッカがでていたけれど、愛想が良くなかった。宿の前を通った時に近くの薮に出てくれた。
ライファーは見られなかったけれど、シマゴマが目の前に飛び出してきたりと幸運にも恵まれ、久しぶりの鳥を沢山見ることができて非常に楽しかった。
【観察した野鳥】
カラスバト、オオミズナギドリ、ハイイロミズナギドリ、ウミウ、ミゾゴイ、ゴイサギ、ササゴイ、アマサギ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、クロサギ、ヘラサギ、クイナ、ジュウイチ、ツツドリ、カッコウ、ヨタカ、クサシギ、タカブシギ、キアシシギ、イソシギ、トウネン、ウミネコ、オオセグロカモメ、ウミスズメ、ハチクマ、トビ、ツミ、ハイタカ、サシバ、コノハズク、ブッポウソウ、ハヤブサ、サンショウクイ、コウライウグイス、モズ、アカモズ(シマアカモズ)、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ショウドウツバメ、ツバメ、コシアカツバメ、ニシイワツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ムジセッカ、カラフトムジセッカ、キマユムシクイ、エゾムシクイ、センダイムシクイ、チョウセンメジロ、メジロ、オオヨシキリ、ヒレンジャク、コムクドリ、マミジロ、クロツグミ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、ノゴマ、コルリ、シマゴマ、ルリビタキ、ノビタキ、イソヒヨドリ、エゾビタキ、サメビタキ、コサメビタキ、マミジロキビタキ、キビタキ、ムギマキ、オジロビタキ、ツメナガセキレイ、キセキレイ、ハクセキレイ、ビンズイ、アトリ、カワラヒワ、マヒワ、アカマシコ、シメ、ホオアカ、カシラダカ、アオジ(51種、合計89種)
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