東京国立博物特別展「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」
今日は「雷記念日」、「国連憲章調印記念日」、「国際薬物乱用・不正取引防止デー」、「拷問被害者を支援する国際デー」。
昨日から東京国立博物館で始まった特別展「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」を見にでかけた。パンフレットの國立故宮博物院の「國立」が抜けていることで、台湾側が怒り開催が危ぶまれたが、作り直して無事開催となった。
東京国立博物館での目玉の「翠玉白菜」が二週間しかないので、早めに行くことにして、先日のキトラ古墳壁画の反省もあって、早めに出かけた。9時に正門に着いた時には既に長蛇の列ができていた。
開館が9時半なのだけれど、早めに開門となり、「翠玉白菜」を見る人は本館入り口まで移動して並ぶことになった。
9時半になって入場が始まったけれど、きたきつねが入場できたのは10時15分だった。それでも早い方で、直ぐに3時間待ちになったようだ。
「翠玉白菜」は台北の國立故宮博物院に行けば見ることができるのだけれど、門外不出の名品が初めての国外での展示だから、期待度は高いと思う。冥土の土産に一度は台北に行ってみたいものだ。
玉を白菜に作り上げるだけでも凄いのに、白菜らしい素材そのものの存在自体も素晴らしい。19cmの「翠玉白菜」を作るための玉の大きさは少なくても倍くらいのサイズが必要だったのではないだろうか。
北宋から清までの皇帝のコレクションということで、他の展示も素晴らしいものが多かった。特に北宋の汝窯の青磁の青の美しさには息を飲んでしまった。今回は「翠玉白菜」と「青磁楕円盤」だけでも満足だ。
これまで中国の文物の展示は沢山見てきたけれど、初めて驚いたものは明代の刺繍で、これまで見たことの無い精緻なもので、これも必見だろう。
おばさん達の展示を見ての頓珍漢な会話をBGMに博物館で展示を見るのにも随分慣れた。
博物館にいると、森羅万象あらゆることを知っていないとその面白さが判らないということが判り、非常に苦しいのだけれど、少しでも判ることが増えるだけでも幸せを感じるようになるのがいい。
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