映画「春を背負って」
久しぶりに映画を見に行くことにして、木村大作監督の「春を背負って」を見てきた。
立山連峰で山小屋を舞台に、父親の死と息子が帰郷して父親の山小屋の運営を引き継ぎ、新しい家族を作っていくという物語。
立山連峰の自然が美しく描かれていて、心地よい。登場する人々も、それぞれ過去を背負っているけれど、自然に浄化されているようだ。見終わって非常に気持ちがよい映画だと思う。
外資系の投資会社のトレーダーの主人公が、久しぶりに山に登るのにそれほど苦しくない様子だったり、突然30kgの荷物を背負って荷揚げしたり、救助にでかけたりするのは???だけれど、130分間の時間に二年間を詰め込むのだからどうしても無理があるのは仕方がない。
荷揚げの荷物は、空だというのが判る場面がある。でも、素人だから本当の荷物や人を背負って山を上り下りするのは無理だ。ほとんどの場面ではそれらしくなっていた。
合成した場面は、一昔前のクロマキーの様で、処理が下手すぎ。
檀ふみさんは、アラウンド還暦になり、美しいお母さんになっていた。助演の豊川悦司さんは実にらしくなってる。俳優というのは凄いと思う。
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