いくら問題があっても
今日は「漫画の日」、「東京の日」、「あじさい忌」。
何日ぶりかで30度を超えずに、比較的快適な一日。散歩にでたが、ムシは次世代に命をつなぐ準備中。
昨日、原子力規制委員会が、九州電力川内原発1、2号機について、原発の新規制基準を満たしているとする審査結果案を了承した。しかし、事故対策の一部は未完成で、火山想定などが甘いとされているし、事故時に周辺住民の避難対策は審査対象になっていないなど問題が多い。
原発推進派の田中俊一氏が委員長に就任することからして、審査に自体に問題があると危惧されていたが、やはりという感じだ。再稼働を前提で動いているから、いくら問題があっても新基準を満たしているということにしてしまうだろう。
今後、パブコメを経て審査結果の報告を策定し、地元自治体との了承を得て再稼働という手順になる。
地元経済界は再稼働に前向きのようだけれど、福島第一原発でハッキリしたように、一度事故が起こると、普通の災害とは違って、広範囲に居住できなくなることを地域住民が理解して、賛成するのだろうか。
理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーの博士論文について早稲田大の調査委員会が調査結果を報告し、「博士号に値する論文ではないが、不正な方法により授与されたわけではない」ということで、博士号はそのままということになった。
不完全な草稿で審査をして、製本して国会図書館に納めたということになる。これで早稲田大学の学位は適当なものということを世間に宣言したようなものだろう。早稲田大学の博士課程の卒業生は可哀想だ。
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