国立科学博物館 企画展「モシモトコレクションの世界」
国立科学博物館の日本館の地下でいつものようにフーコーの振り子を見て、1階で開催中の企画展「モシモトコレクションの世界〜W.T.ヨシモト氏の人生の軌跡を探る〜」を見てきた。
これまでも国立科学博物館の特別展などで展示されてきているモシモトコレクションの哺乳動物の剥製の主なものが展示されていた。
W.T.ヨシモト氏は、ハワイ生まれの日系二世の実業家で、ハンターとして世界各地で狩猟した動物を400種以上剥製にしていて、ハワイで展示されていたけれど、それを国立科学博物館に寄贈してモシモトコレクションとなっている。
採取地などのデータが揃っているために学術的な意義があるということだ。
ヨシモト氏のコレクションルームに飾られていたコインが吊り下がった鳥かごが面白かった。コインには鳥の絵が刻印されていて、なかなかウイットに富んでいる。
ヨシモトコレクションの剥製はアメリカのシアトルのクラインバーガー社が作成していて、細部まで精密に再現する技術は素晴らしいようだ。普通の剥製では鑑賞の対象とならないために雑に処理だれる肛門や陰部までもきちんと再現されている、そのため、学術的にも価値があるようだ。
修学旅行の小学生や校外学習の中学生などが来ていたけれど、訳もわからず動き回っていて、きちんと説明がしてもらえるといいのにと思ってしまった。折角、素晴らしい場所に来ているのにもったいない。
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