折りたたみ式レンズの映り込み防止板(忍者レフ)を作る
昨日悪戦苦闘していたものが出来上がった。クルリと折りたたんだものが完成品だ。
何かというと、飛行機の窓から外を撮影する時に機内の照明や、反対側の窓からの太陽光で機内側のガラスに光が入ったり、カメラや自分の姿が写ったりするのを防ぐためのシートだ。
もちろん、窓越しの夜景、ガラスケースの中の展示物、ディスプレーの画像などを撮影する時にも照明やカメラの映り込みを避ける事ができる。
このような目的のために「忍者レフ」というものが売られているが、値段が高いので、自作してみようということにした。
開くとこのような形になる。黒い布の中心にカメラのレンズを通す穴が開いている。
裏側には、カメラのレンズの横から光が入らないように、紐で絞ることができる筒状の布を付けてある。
横から見たカメラに付けた状態。
前から見た状態。
材料は、自動車の窓に付ける折りたたみ式のシェード(サンシェード窓用2枚 36cm✕45cm)と、黒いポリエステルの袋(SJキンチャクLサイズ 45cm✕36.5cm)で、100円ショップのSERIAで買ってきた。折りたたみ式シェードは、細い板バネが入っていて、8の字に捻ると小さくたたむことができるもので、この板バネを取り出して使うことにした。
布袋の大きさがちょうどシェードが入るサイズだった。
布袋にシェードをあててチャコ鉛筆で印を付けて、チャコの線に沿って縫い付ける。ミシンが使えないので、針と糸で手縫いした。板バネを入れるための入り口を開けておく。
縫い付けてから、余分な布を切り取る。
布を裏返して準備完了。
シェードを分解して取り出した板バネの輪を袋の中に入れる。
レンズを通すための筒状の布を作っておく。寸法は、使うレンズの大きさに合わせる。
布の中心に縫い代を考慮して布の筒よりも小さい穴を開ける。
筒状の布を縫いつけて完成。
8の字に捻って折りたたむと、直径16cm程になるので、カバンの中に入れて持って歩いて、必要な時に大きく開いて使える。労力と時間を除くと材料費は300円位で作ることができた。
反省としては、中央の穴にレンズを固定する方法が不完全なので、もう少し工夫が必要かもしれない。
丸にしなかったのは、飛行機の中で使うことを考えると、客席の窓は長方形なのと、前後の席の人の迷惑にならないよう、できるだけ横に広がらないようにということを考えたということになる。
来週、博物館に行くのでその時にテストしてみようと思う。
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