さすらいの仏教語
随分長い時間かかったけれど玄侑宗久さんの「さすらいの仏教語」をようやく読了。時間が開いたので、何度も何度も読み返すことになってしまった。
インドに生まれた仏教は、2500年さすらい、ユーラシアの東の果てに辿り着いているので、日本独特の仏教の部分も多いようだ。
私達の生活の中で常日頃使っている言葉にも、仏教語が多いのに驚いた。「娑婆」、「彼岸」、「お陀仏」、「伽藍」などは仏教語とわかるけれど、「どっこいしょ」、「がたぴし」、「ゴタゴタ」、「えたい」など仏教語とは知らなかった。
この本の中で、92の仏教語を、語源からさすらって変化した意味までを分かりやすく解説している。
その仏教語も、日本に来てからもさすらているうちに異なった意味で使われるようになったものも多いのがよく分かった。
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