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2015/04/03

企画展「単位展 ― あれくらい それくらい どれくらい?」

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東京駅から地下鉄で六本木に移動して東京ミッドタウンの21_21 DESIGN SIGHTで開催中の企画展「単位展 ― あれくらい それくらい どれくらい?」を見てきた。

単位は、直接・間接に私達の生活に無くてはならないもので、目に見えて測ることのできるもの、直接測ることのできないものなどがあって、それを具体的に展示するということに興味があった。

入り口でチケットを買うと、チケットの代わりだろうか、紙製の1mのメージャーを渡された。それを持って会場に向かった。春休みなので、子供の多い。

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最初のパートは単位の説明で、メートル原器、キログラム原器、時間を表現した展示などがならんでいた。

質量の比較では、同じ1kgでも素材によって違うことを見せていた。

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容積の比較では、1リットルの水を入れた色々な容器が並んでいた。この他、実際に長さを触って見たり、重さを体感できる展示もあった。

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単位を具体的に説明するコーナーでは、判りにくい単位が解説されていた。

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1Gバイトのメモリーの中に記録できる文字と写真を実際にディスプレーで見せるkとおで、情報の比較を見せていた。

確かに情報量というものは、単に単位で表示されていても実感できない。この他、マッハ1を車から見る風景で見せていた。命の単位として、本川達雄先生の「ゾウの時間、ネズミの時間」をベースに、ゾウ・ヒト・ネズミの鼓動を速度の違いとして映像で表現していた。

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お金の比較として、5円玉が1000枚で約1貫、千円札を横に二枚並べると長さが約1尺と日本の伝統の単位が残っている反面、1円玉が1000枚で約1kg、1円玉を25枚並べると50cmとメートル法がある。

お金の中にも新旧の単位が歴史として残っているのが面白い。

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イントロのコーナを過ぎてメインの展示スペースに移ると、生活につながる単位の展示やクリエーターの皆さんの単位をテーマにした作品が展示されていた。

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壁に向かって前に進むと、自分の姿を表示する画素数が減っていくという作品。最初は普通に映っているのだけれど、前に進むと画素が荒くなって、最後は10ピクセル位になって色のついた四角が並んでいるだけになる。

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椛田ちひろさんの「ボールペンと距離」という作品は、油性ボールペンとゲルボールペンのインクの量を距離で表現しようとしたもので、ボールペンで塗りつぶしたノートやディスクなどが展示されていた。

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貨幣の単位の展示の中で、高額紙幣は興味深い。第一次大戦後のドイツの超インフレ、第二次世界大戦後のインフレなどでとんでもない額面の紙幣が発行されている。

記録に残る世界最高額の紙幣で、1946年発行のハンガリーの10億ベンダーで印刷されたけれど、実際には発行されなかった。価値は約2ドルだったらしい。

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大工の使う曲尺(かねじゃく)の展示は、分かりやすく興味深かった。裏表のスケール、深さ、直角、勾配、等分、曲線など一本の曲尺でできることはもっと知られていても良いと思う。

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単位展は、是非見ておくべき展示会だと思う。単位の勉強になるだけでなく、多様な表現方法についても沢山のヒントがある。

企画展を見た後、神宮前のワタリウム美術館で開催中の「石川直樹+奈良美智展」を見ることにして、乃木坂から地下鉄で向かおうと思って調べてみた。地下鉄だと乗り継ぎも含めて28分、徒歩だと1.8kmで20分位ということで歩いて行くことにした。

外苑東通りから横道に入り、青山霊園の横を通って南青山3丁目からワタリウム美術館と予定通りで到着。途中、線香の匂いを嗅ぎながら花見ができた。歩いてみると東京は想像以上に狭いことがわかる。

「石川直樹+奈良美智展」は、冒険家の石川直樹さんとアーティストの奈良美智さんの共通の興味の対象である北海道の先住民族アイヌについて撮影した写真を中心とした展示だった。

石川さんは北海道からサハリンまで足を伸ばして取材をしていた。

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面白いのは、購入したチケットは会期中有効で、何度でも見ることができるということだ。

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