トコロジスト―自然観察からはじまる「場所の専門家」
日本野鳥の会の箱田敦只さんのトコロジスト―自然観察からはじまる「場所の専門家」をようやく読み終わった。
場所の専門家「トコロジスト」になるためのテキストだ。場所というのは、住んでいる場所、守りたい場所など、感心や興味があればどこでもいいようだ。自然保護などをするひとはトコロジストといってもいいだろう。
感心や興味がある場所について色々なことを知りたいと思えば「トコロジスト」になる可能性はある。入り口は鳥でも虫でも歴史でも何でもよくて、そこから、芋づる式に集める情報を広げていけばいいということだ。
この本を読んでいて、きたきつねもすでに「トコロジスト」の卵になっているようだ。意識はしていなくても「トコロジスト」は沢山いるようだ。
気になっているのは、普通は「トコロジー」という分野があって、その専門家として「トコロジスト」が存在するのではないだろうか。
「トコロジー」というのは、考現学(modernology)の中で、自然を中心とした一分野のような気がする。
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