映画「海街diary」
父親が不倫で出奔し、母親も子どもたちを置いて出て行き、残された姉妹は祖母と暮らして来たという背景だ。祖母の死後、全てを背負い込んだしっかりした長女、何か投げやりな次女、自由そうで色々考えている三女が、突然行方不明の父の死で年の離れた腹違いの中学生の四女と出会い、一緒に暮らし始める。
長女の不倫、次女の男関係などのエピソードを挟んで、時間と共に四女と姉たちが次第に心を開いてゆくプロセスが心地よい。江ノ電がゆったりとした時間を演出しているようだ。
綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、廣瀬すずはもちろん、大叔母さん役の樹木希林さんは金棒引きのおばちゃんを好演していた。三人姉妹の母親の大竹しのぶはさすがに怪物だ。
この映画も同名の吉田秋生原作のコミックの映画化で、すでに売れていて、脚本と絵コンテが出来上がったものを映画にする傾向はあまり良くないような気がする。
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