頭が飽和状態になった一日
今日は「津波の日」、「雑誌広告の日」、「Burn ALL GIFs day」。
久しぶりに東京へ。最近は上京という感じになってきた。
上野駅で常磐線を降りて、最初は国立科学博物館で開催中の「ワイン展〜ぶどうから生まれた奇跡〜」からスタート。
ワインについての大規模な展覧会としては初めてらしい。会場内はワイン造り、ワインの歴史、ワインの楽しみ方という3会場に分かれていた。
ぶどうの種類の多様性は興味深い。マニキュアフィンガーという指のようなぶどうやワイン用のぶどうのレプリカが展示されていた。
ワイン造りの古い道具類やワインの発酵過程のサンプルなども展示されていた。古いワインの破砕機。
ぶどう踏みの体験コーナー。
古いワインの圧搾機。
コルク樫の樹皮は滅多に見ることができない。今は、プラスチック製のコルクの方が密閉性や破片などがでないという点で有用なようだ。
灰色かび菌で水分が失われた貴腐ブドウ。第2会場、第3会場は撮影禁止だったのが残念だった。
展示内容は盛り沢山なのだけれど、どうしてか科学博物館の特別展は、何か抜けている感じが強い。ストーリー作りがあまり得意ではないようだ。
東京国立博物館の特別展「始皇帝と大兵馬俑」に移動。秦が春秋戦国を戦い抜いて天下統一を果たし始皇帝になり、生前から巨大な陵園を築く過程を、多様な文物で紹介していた。
歴史は文物を通して色々な切り口で見せることができて、いつ見ても新鮮な感じがする。
最後の会場で、兵馬俑を非常に近くで詳細に見ることができるようになっていた。レプリカだけれど、現地の兵馬俑坑のイメージが分かる展示も良かった。
これまでも兵馬俑の展覧会は何度も開かれているけれど、内容としては一番良かったのではないだろうか。
リニューアルが終わった考古展示室は、入り口に国宝の挂甲の武人の埴輪が出迎えてくれた。照明がLEDになり、展示ケースの反射が押さえられていて、見ている人が写り込まなくなって、見やすくなった。写真も撮りやすくなったようだ。
今回はハート形土偶に注目してみた。
埴輪は、沢山展示されていて、特に大きな家型埴輪が良かった。
その他、平成館の企画展示室の「伊能忠敬の日本地図」を見て、いつものように本館11室で仏像などの彫刻を見て来た。
奈良・興福寺伝来の康円作の「文殊菩薩騎獅像および侍者立像」。
さらに、黒田記念館の特別室が公開されているので、「読書」、「舞妓」、「湖畔」、「智・感・情」を見に行ってきた。喫茶店が入っていた。
博物館の裏から鶯谷駅にいって池袋のジュンク堂書店池袋本店7階で開催中の野鳥の画家の谷口高司さんの「谷口高司画業40年の歩み展」を見てきた。
谷口さんの図鑑は一番見やすい。ジュンク堂とホビーズワールドでしか売っていないフィールドガイドの「韓国の野鳥 日本語版」があったので買ってしまった。英語版は持っているけれど、やはり日本語版のほうが使いやすい。
九州や日本海の離島で有効な図鑑だと思う。
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