「村上隆の五百羅漢展」のインパクト
五百羅漢は壮大なスケールの作品で、青龍、朱雀、白虎、玄武の四神に合わせて4面、全長100メートルの大壁画だった。
村上隆氏は東日本大震災に触発されて制作にはいったらしい。村上隆氏は死を強く意識し始めたので、仏教へ傾倒してきているようだ。
会場内はそれほど混んではいなかったし、商用以外は写真撮影がフリーだった。
多くの作品が展示されていたけれど、仏画に関しては、もちろんのことオマージュを含めた下敷きのあるものだ。
最初の写真の左側には宮﨑駿さんのもののけ姫に出てくる「シシ神」に似たもの登場している。
Rebornという作品は、京都の西往寺にある宝誌和尚立像のようだ。
五百羅漢は、完全な工房システムで作られたもので、制作過程で使われた資料、指示書など詳細な資料も展示されている。手の内を全部晒しても、真似できないだろうという自負なのだろう。
五百羅漢図は、どこかの寺院の壁画として生かせないだろうか。
死を意識したドクロの作品が多い。
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