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2016/06/03

浮世絵三昧

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今日の眼目はサントリー美術館で「広重ビビッド 原安三郎コレクション」と文化村ザ・ミュージアムの「俺たちの国芳・わたしの国貞」の二つの展覧会だ。

東京芸術大学から根津に戻り東京メトロで乃木坂から東京ミッドタウンのサントリー美術館に到着。

狂乱状態だったらしい東京都立美術館の「若冲」のようなことはなく、適度に混んでいる程度だった。

中高年のご婦人が大部分で、それも仲間とつるんで来ているので、おしゃべりがうるさい。それも、展示物を見ながらあまり関係のない話で、イライラ。

展示されている浮世絵は、初刷に近いものばかりで、保存状態も良好なものだった。

こまかな部分のラインがはっきりしていたり、版木の木目が綺麗にでていたりと、印刷物では潰れてしまう部分もみることができた。

多分、このようなレベルのものは今後見ることができないのではないだろうか。

ヘリコプターやドローンを使うことができないのに、あの俯瞰やパースペクティブの表現する構成力は凄い。浮世絵に共通するのだけれど、版画という制約の中で自由自在に表現する力がないと売れないし、残らなかったのだろう。

広重の「六十余州名所図絵」69点、「名所江戸百景」119点、北斎の「千絵の海」、北斎、国芳。広重の「名所絵」30点と大量の浮世絵を詳細に見るのは大変だった。

見終わって乃木坂から千代田線で表参道に行き銀座線に乗り換えて渋谷へ。道玄坂を上って文化村のザ・ミュージアムに到着。

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会期が5日までなのでここも比較的混雑したいた。ただ、驚いたのは「広重ビビッド」の観覧者と平均年齢が30歳ぐらい違うのではないかと感じるほど若い人が多かった。

若い人たちなので、新鮮な目で見ているようで、おしゃべりも少なく、非常に良い感じで見ることができた。

ここも全部で170点と大量で、複数枚組のものもあって、集中して見るのは大変だった。

国貞は、奇想はないけれど、見せる力のある。国芳はアイデアにあふれていて、遊びながら見せるという力がある。

国貞も国芳も、見ていてワクワクするし、エロチックさもある。

江戸時代の人たちにとって、広重の風景写真集、国貞、国芳はグラビア写真集だったのだろう。

浮世絵は、現在のグラフィックデザインや写真などにも影響を与えているような気がしてきた。

腰と足の調子が悪かったので、迷ったけれど行ってよかった。これぞ眼福限りなし。

会場の出口にはお約束のショップがあって、国芳のネコとドクロを根付にした海洋堂のガシャポンがあったので、2回試したところ、骸骨下駄が2個になってしまった。近くに踊る猫又をダブった人がいたので交換してもらった。

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