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2016/07/14

江戸東京博物館で妖怪と遺跡

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今日は「廃藩置県の日」、「検疫記念日」、「ペリー上陸記念日」。

朝から東京にでかけて午前中は浅草橋で文房具の見本市を見てから隣の駅の両国の江戸東京博物館で開催中の「大妖怪展」と「発掘された日本列島2016」を見てきた。

去年までは観覧料のシニア割引が70歳以上だったのが、65歳以上になっていて、特別展は半額の680円だった。常設展示の観覧料も半額の300円になっていた。予期しない割引だったのでうれしい。

大妖怪展は、絵巻、錦絵、版本などに現れた妖怪変怪、物怪、幽霊、付喪神、地獄の鬼が勢揃いしていた。日本人は大昔から妖怪変化が好きなようだ。

幽霊の本家の応挙、国芳、国貞はもちろん若冲も付喪神を描いていたのも面白い。仏教を普及するために使われた地獄絵図もおかしい。

会場の最後のところに土偶がいくつか展示されていたが土偶は妖かしでも妖怪でもないような気がした。さらに妖怪ウオッチのキャラクターが並んでいてさらに???という感じ。

妖怪といえば水木しげるさんだとおもうけれど、どうなんだろう。

夏に開催したのは、納涼?ということだろうか。

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発掘された日本列島2016は文化庁が中心になって国内各地で行われた遺跡の発掘品を展示する企画で毎年開催されていて、江戸東京博から全国を巡回することになっている。

入り口には、新潟の糸魚川市にある六反田南遺跡から出土した縄文式土器がずらりと並んでいて圧巻だ。新潟の辺りの土器は細工が細かく独特の雰囲気がある。

きたきつねが興味を持ったものをいくつかピックアップしてみた。

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熊本県山都町の北中島西原遺跡の石器の製作時にでる石の欠片を接合した資料は興味深い。

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長野県下諏訪町の縄文時代前期・晩期の星ケ塔黒曜石原産地遺跡の黒曜石の採掘跡や産出した黒曜石。ここのこ黒曜石を使った鏃は北海道の館崎遺跡からでていて、展示されていた。

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北海道福島町の縄文時代前期〜中期の館崎遺跡では星ケ塔の黒曜石の鏃と切り込みの入った耳飾が展示されていた。

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茨城県稲敷市の平安時代の神屋遺跡では青銅の火のしが気になった。平安時代にアイロンをかけていたということらしい。

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山口県岩国市の南北朝時代の中津居館跡では4〜5万枚の輸入銭の入った備前焼の甕がでたらしい。

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福島県楢葉町の縄文時代後期〜晩期の高橋遺跡から出土した男性の土偶は非常に珍しいのではないだろうか。

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京都府,京都市伏見城跡から出た金箔の残った瓦は、当時の壮麗な伏見城の様子を窺い知ることができる。

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帰りに秋葉原のヨドバシカメラで買い物をして、いつものジャンク街に行こうと歩き始めたところ、空が黒くなってきて、冷たい風が吹き雷がなったので、急いで駅に戻り帰ってきた。上野駅に付いた時には強い雨になっていた。

あのまま歩いていたら濡れネズミになっていただろう。

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