44年ぶりに大阪観光
今日は「道の日」、「帽子の日」、「健康ハートの日」、「国民皆泳の日」。
イベントを二日間見る予定だったけれど、半日で十分だったので、二日目は44年振りに大阪城に行ってみることした。
大阪城は、学生の時に岡山の山奥の現地実習に行く途中、大阪駅から定期観光バスに乗って回って以来になる。
宿から徒歩で10分位ということで歩き始めたが、道を間違えて遠回りしてしまった。開場の少し前に着いたので、チケット売り場で待っていると、続々と中国からの観光客が集まってきた。欧米からの観光客も多いけれど、どこにいっても中国人がいるのは凄い。
回ってみたけれど、全く覚えていなかった。コンクリート製の天守閣を木造に作り変えようというプロジェクトが進行中らしい。
大阪城でペアチケット(900円)を買って、大阪歴史博物館を観覧することにした。大阪歴史博物館は大阪城内にあった大阪市立博物館を2001年にニューアルオープンした施設で、難波宮遺構の上に建っている。
立派な施設だけれど、コレクションがそれほどでもない印象で、ジオラマに頼っているところが大きい感じだ。
新石器時代から、この博物館があるエリアは台地で歴史が積み重なっているところらしい。特に飛鳥時代、奈良時代に「難波宮」があった場所というのは知らなかった。珍しい物としては平安時代の瓦経の断片があった。
森の宮遺跡から出土した縄文後期の深鉢は、関東、東北の土器と随分違っている。
次の目的地の通天閣に行こうと思って地図を見ていると、四天王寺が近いので折角大阪にいるのだから本尊の救世観音菩薩を拝むことにした。
立派なお寺で、さすが和宗の総本山だ。ちょうど万燈会の最中で、知っていれば昨夜見に来たのに残念だった。
通天閣を見に新世界に向かう途中、坂松山高岳院一心寺の門前を通ったので、寄ってみた。近代的な三門で、ブロンズの仁王は凄い。
仏教といっても、時代とともにあって変化を続けてきたのだから、お寺の形を固定観念に縛られる必要がないと気がついた。お寺は、歴史的遺物、美術品である必要はない。
遺骨を使って作られた仏像「骨仏」の寺として有名だということだ。受け入れた遺骨で10年毎に骨仏を作って安置している。
一心寺から上町台地を下り新世界で通天閣に向かった。平日なのでそれほど人は多くなかった。通天閣の上に行こうと思ったけれど、待ち時間が30分以上になるというのであきらめて帰ってきた。
帰り道、なんばと梅田の文具店を見て、ひかりに乗って帰ってきた。予想通り帰省客が多かったので、指定席を確保しておいて正解だった。
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