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2016/09/27

教文館ビルで藤城清治影絵展

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上野から銀座線で銀座に向かい銀座4丁目の教文館ビルで開催中の藤城清治影絵展「光と影は幸せをよぶ」へ。

影絵といえば藤城清治で、子供の頃から映像や本で見ていたが、オリジナルを見るのは初めてだ。全92点の作品がそれほど広くない会場に詰め込まれていて、それだけで圧巻だった。

会場内はストロボを使わなければ撮影可能となっていたが、スマホのシャッター音が酷かった。きたきつねのデジカメとスマホはストロボと音は切ってあるので、問題なし。

入り口に、8月20日にNHKドキュメンタリーの「NEXT 未来のために『光と影で描く 戦争の記憶』」で92歳の藤城さんの制作過程を克明に追った作品が展示されていた。

海軍予備学生として特別攻撃隊で亡くなった仲間を追悼し、平和を祈る作品ということだ。

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宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」の演奏会の場面

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ゴーシュの顔の部分を拡大してみると、何種類もの灰色の紙を重ねて表現している。

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しょじょ寺の狸ばやしの一場面

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小人の音楽会

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今年発売された絵本「アッシジの聖フラシスコ」の原画の一部

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藤城さんの独特の小人たち

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帰りに6階のナルニア国で開催中の「モリナガ・ヨウ絵本原画展『築地市場 絵でみる魚市場の一日』」をのぞいて帰ってきた。

技術につい良いイラストレーターらしい精密な表現は素晴らしかった。ここで頭が満杯になってしまった。これ以上は整理がつかない。本当は新国立美術館の「ダリ展」も見たかったけれど、次の機会にすることにして帰ってきた。

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