上高津貝塚ふるさと歴史の広場の考古資料館「みんなの知らない植物の世界」
今日から「秋土用入」、「新聞広告の日」、「リサイクルの日」。
用事で午後からかすみがうら市に行くことがあったので、途中で土浦市の上高津貝塚ふるさと歴史の広場の考古資料館で始まった企画展「みんなの知らない植物の世界-適材適所の考古学-」を見てきた。
縄文時代から近世までの主に木材と食料として利用された植物について、関東の湿地の遺跡から出土した木製品、どんぐりなどの木の実、種子の圧痕が残る土器などが展示されていた。
縄文時代にクリ、クヌギ、クルミなどは食料として利用されていたが、用材としても使われていて、弥生時代からスギ、ヒノキなどの針葉樹が使われるようになったというのは興味深い。
広葉樹は石斧で比較的容易に伐採できるけれど、針葉樹は硬く伐採できなかったからのようだ。
茨城県内の筑西市の栗島遺跡、つくば市の島名熊の山遺跡、桜川市の真壁城址、つくば市の小田城址などから出土した木製品の全てが展示されていた。
高速道路、TX、宅地などの工事に絡んで発掘された成果なのだろう。
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