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2016/12/22

映画「この世界の片隅に」

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今日は「改正民法公布記念日」、「労働組合法制定記念日」。

夕食後、近くのシネマコンプレックスにアニメ映画「この世界の片隅に」を見に行ってきた。

ずっと見たいと思っていたが、なかなかかみさんと日程の調整がつかず今日になってしまった。

こうの史代さんコミックが原作のアニメで、パイロットフィルムを作るためにクラウドファンディングを利用したという面白い取り組みで作られた作品になる。

オープニングでザ・フォーク・クルセダーズの「悲しくてやりきれない」が聞こえてきたのには驚いた。

戦争を挟んで、人々が生きていく姿を、優しい視線で描いていて、素朴で静かに物語が進むので、それが戦争の悲惨さを際立たせていた。

今の多くの日本人が戦争を体験したことがなく、体験した人々が高齢になって少なくなっている現在こそこのような作品が必要なのだろう。

狂信的な経済成長至上主義の人間にとっては、戦争が一番の大量消費だから、戦争をしたいのだろうけれど、多くの地道に生活している人々の暮らしや人生を破壊することに思いが至らないという悲しい精神は否定しなければならない。

バードウォッチャーの性で、画面にでてくる鳥の姿や声が気になってしまった。オナガガモ、ホシハジロ、ダイサギ、ホトトギスなどがでてきた。

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