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2017/10/26

芸大美術館と三井記念美術館に行ってよかった

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今日は「サーカスの日」。

見たいと思っていた東京芸術大学美術館で開催中の「シルクロード特別企画展 素心伝心 クローン文化財 失われた刻の再生」が今日で終わるというので、杖にすがって上野まで行ってきた。

会場は、最終日ということで混んでいた。クローン文化財というのは、最先端のデジタル技術を活用し文化財を超高精細復元、複製したもののことだ。

これまでも文化財のレプリカや模写が作られているけれど、より精密に実物近い形で再現できる技術といえよう。

データがあるので何度でも複製が可能なので、文化財に触れることも可能な展示ができる。

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入り口には、法隆寺の釈迦三尊像の復元レプリカが展示されたていた。本物を3Dスキャナーでデジタルデータ化して、それを3Dプリンターで出力したものを型にして、青銅で鋳造したものだ。

欠落した部分を補ってほぼ完全な形に再現されているらしい。

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北朝鮮の高句麗古墳群の江西大墓の四神図

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中国甘粛省の敦煌莫高窟第57室の復元した部屋

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アフガニスタンのバーミヤン東大仏天井壁画

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折角電車賃をかけて出てきたのだからということで、上野から地下鉄銀座線で日本橋の三井記念美術館で開催中の特別展「驚異の超絶技巧! 明治工芸から現代アートへ」を見てきた。

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入り口の2点の現代アートの作品だけが撮影可能で他は撮影できなかった。高橋賢悟さんの金工のアルミでできた骸骨は超絶を越えてミラクルだった。

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七宝、木彫、漆工、牙彫、陶磁器、金工、自在、ガラスの作品はその精巧さを実際に見ると人の手でこんなことができるのかという驚きばかりで、非常に疲れてしまった。

明治工芸の作品は、東博、近代美術館などで個別に見るとができるけれど、現代工芸の作家の作品はなかなか見ることができないので非常に良い機会だった。

現代工芸の作家はそれぞれ凄いのだけれど、中でも木彫の前原冬樹さんの作品は何度か見ているけれど、今回の一刻:皿に秋刀魚と有刺鉄線の質感の凄さに頭が痛くなった。

今回は50cmまでピントが合うペンタックスの双眼鏡パピリオを持っていってよかった。非常に細かな部分まで見ることができてた。驚異的な精密さで肉眼では見ることのできないところまでこだわって作り込んでいるのがよく分かった。

展示ケースの中の作品を細かく見ようとするあまり、近づきすぎてガラスにぶつかるひとが沢山いた。普通の双眼鏡を使っている人がいたけれど、ピントが合う距離が2mくらいなので非常に見づらそうだった

単眼鏡を持っている人は沢山いたけれど、パピリオとあまり値段が変わらないので立体視できる双眼鏡のほうが明るくてよく見えると思う。

先日の東博の特別展「運慶展」でも混雑した会場で仏像の細かな部分を見ることができた。

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