盛口 満「身近な自然の観察図鑑」
随分昔、アウトドア雑誌のBEPALに「カマゲッチョ先生のフィールドノート」を連載していた自由の森学園の理科教師の盛口満さんが沖縄大学の教授になっていたのは知らなかった。
生き物への視線が優しく、測量野帳のスケッチブックに描いた観察した生き物のスケッチが気に入っていた。
きたきつねの野鳥用のフィールドノートは測量用野帳のレベルを使っていたのを、スケッチブックに切り替えたのはこの連載の影響が大きい。
書店の本棚で盛口満の名前を見つけて非常に懐かしかったので、「身近な自然の観察図鑑」を買ってきた。
自然観察のための図鑑だと思っていたけれど、図鑑というよりも自然観察をしたいと思っているひとのためのガイドブックの色合いが強いようだ。相変わらず絵が上手い。
四季の植物や昆虫などを漫然とみて綺麗だけで済まさずに、身近な自然をちょっと科学的な視点で自然観察をするともっと楽しくなることを教えてくれる本に仕上がっている。
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