デイサービスの話
先日、80代半ばの知り合いのAさんに、同居することになったグランマが週3回のデーサービスで、塗り絵やビーズ細工をしたり、カラオケを楽しんだりしてる話をした。
Aさんは一人暮らしで、身の回りのことは全てこなしているだけでなく、手仕事の講習会を開いたりしているのだけれど、ある時福祉関係のひとが来て、一人暮らしは寂しいだろうから自分たちのやっている集まりに来てみてはというお誘があったらしい。
Aさんは、てっきり自分の技術を見込んで手仕事の講師を頼まれたと思い行ってみたところ、その他大勢と一緒に歌を歌ったり、体操をしたりのデーサービスと同じような内容の集まりだったのでがっかりして帰ってきたそうだ。
ライフワークといえるような趣味があるAさんのような人にとって、一般的なデーサービスのような集まりは苦痛だったようだ。でも、一人暮らしだとひとと会話する機会が少なくなってしまうのが辛いようだ。
昨日、こぎつねから聞いたデーサービスを受けている一人の老人の話があまりにも対照的なのでびっくりした。この老人Bさんは、竹細工が趣味で80代半ばとAさん同じような感じらしい。
Bさんは、デイサービスに来て皆と同じことをするのだけれど、塗り絵や手芸をすると完璧にアートに仕上げてしまうということで、それが半端ではない仕上がりらしい。それで皆から尊敬されていて、楽しそうらしい。
Aさん、Bさんのどちらが良いのだろうか。もしも、きたきつねが80歳を越えるまで生きているとして、デイサービスを受けるような状況になったときに、どのような感じになるのかといえばBさん寄りなのだろう。
こぎつねの話だと、いろいろな理由があるのだろうけれど、一般的に男性はデイサービスに適応できない傾向が強いらしい。
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