最新版の「フィールド図鑑 日本の野鳥」が届いた
我孫子で今月の始めに開催されたJBFの会場の文一総合出版のテントで予約しておいたフィールド図鑑 日本の野鳥が、12月1日の発売日前に届いた。
イラストは水谷高英さんが657種を全て描き下ろしで、解説は叶内拓哉さんが書いている。長い間、イラストの図鑑が出ていなかったので待望の一冊になる。
日本野鳥の会の「フィールドガイド日本の野鳥」は増補改訂新版がでたけれど、高野さんのイラストは完全に時代遅れになってしまっていて、谷口高司さんの手直しだけではどうにもならなくなってきている。
以前から谷口高司さんの図鑑がでるというので買わずに、古い鳥類保護連盟の「鳥630図鑑」で我慢していた。
どうも谷口高司さんの図鑑の発行を10年以上前から待っていたけれど、出版が難しくなっているようなので、我慢できなくなってしまった。
水谷さんのイラストは、アメリカのオデュボン協会の「The SIBLEY Guide to Birds」のイラストに近い感じで、きたきつねの好きなイラストのタッチなので、今回も非常にいい仕上がりだ。
野鳥の図鑑として写真を使ったものがたくさん出ているけれど、写真は沢山の鳥の中の一枚なので平均的な種の特徴が表現されているわけではないから、フィールドでの識別図鑑としては力不足になってしまう。
その点イラストは平均的でかつ識別点がはっきり分かるように整理されているし、絵でなくては表現できないものもあるので、フィールドでの野鳥の識別にはイラストが一番ということになる。
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