国立科学博物館の古代アンデス文明展を見る
今日は「勤労感謝の日」、「新嘗祭」、「いいふみの日」。
夕方から昔の仲間との集まりがあるので、早めにでて上野の国立科学博物館で開催中の古代アンデス文明展を見ることにした。
2万3千年前にユーラシアからベーリング海峡を渡ってアメリカ大陸に侵入した人類が1万5千年前に南米大陸の先端まで到達したらしい。今回の展示は南アメリカ大陸のアンデス山脈の西側に起こったBC3000〜BC1500の先土器時代の文化からインカ帝国までの連続した展示になっていた。
系統的にアンデス文明の流れが分かる内容で、これまで科博で展示されたアンデス関連の特別展の中で一番充実した内容だと思う。
2万3千年前に交流がなくなったはずだけれど、時間軸は違うけれど同じような文化ができてくるのは不思議だ。
カラル遺跡の未焼成の小型男性人像(レプリカ)
チャビン文化の鳥に似た生物が彫られた石版
クビスニケ文化のネズミ型象形鐙型土器
ガイナソ文化のガイナソの双胴壺
モチェ文化の銅にめっきをし線刻模様を描いたガラガラ
モチェ文化のリャマの背に乗る男をかたどった土器
モチェ文化の擬人化したネコ科動物(レプリカ)
ナスカ文化の植物を身につけた人間型神話的存在が描かれたヒョウタン容器
ナスカ文化の持ち手紐の付いた織物バッグと房の付いた織物バッグ
ティワナク文化のネコ科動物をかたどった多彩色土製香炉
ティワナク文化の猛禽類をかたどった土製浅鉢
ティワナク文化のカモを持つ男性の象形土器
ワリ文化の杖を持つ神が描かれた多彩色壺
ワリ文化の葦に毛糸を巻いて作られた葬送用頭飾り
シカン文化の金の胸飾り
シカン文化の細かい装飾が施された銀の浅鉢
チャンカイ文化のコップを持った男性の坐像をかたどった2色の手捏ね土器
インカ帝国の淡水エビをかたどった金銀製鐙型注口容器
インカ帝国のチャチャボヤス地方で使われたキープ
黄金の装飾品はスペイン人のピサロ達がすべて鋳溶かされてしまったという。
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