茨城県自然博物館:企画展「変形菌展-ふしぎ?かわいい!森の妖精-」
県自然博物館で始まった企画展「変形菌展-ふしぎ?かわいい!森の妖精-」を見に行ってきた。
日頃、里山散歩で変形菌を時々見つけることがあって、非常に興味深い生き物で関心がある。でも、非常に小さいものが多いのでなかなか見つけられないのが困ったものだ。
実物の標本を見ておけば、フィールドで変形菌を探す時に役に立つと思う。
会場の入り口に巨大なジクホコリの模型が展示されていた。
変形菌は非常に小さいのでどのような展示になっているか興味あったけれど、標本を顕微鏡や拡大鏡で見せたり、拡大模型を使ったり、タイムラスプ画像で動きを見せたりとわかりやすい展示になっていた。
日本で見つかっている変形菌は約600種類で、茨城で見られる変形菌229種類が確認されているということだ。高知県の407種類についで2番目に多いらしい。
タマモチモジホコリ
ホソエノヌカホコリ
ジクホコリ
変形菌シアターでは、変形菌の変形体の動きをプロジェクトマッピングやビデオで見せていた。
プロジェクトマッピングで黄色い変形体のタイムラスプ画像を投影していた。
粘菌研究で有名な南方熊楠の若い頃に筆写した和漢三才図会などゆかりの品々が展示されていた。
熊楠が昭和天皇に粘菌の標本を献上した時と同じ当時のキャラメルの大箱
国立科学博物館に寄贈された熊楠の変形菌の標本。
昭和天皇発見した新種の変形菌の標本もあった。
変形菌の研究の現状や研究者の紹介、変形菌のアート作品やグッズなども展示されていた。
宮﨑駿の描いた風の谷のナウシカの中にも変形菌がでてくる。
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