霞ヶ浦の西浦を一周してきた
道路幅も大型車は無理だけれど、乗用車であればほぼ離合可能だった。
西浦一周は120キロで、今回は阿見町島津までだったのでおおよそ100キロになっただろう。
西浦の右岸(北利根川から桜川河口)と中岸(桜川河口から恋瀬川河口)の堤内地は蓮田や水田がおおいけれど、左岸(恋瀬川河口から北利根川)は蓮田は少なく水田が多いけれど、面積は少なかった。
ゆっくりと鳥を探しながら6時間ほどで一周した。蓮田は収穫と植え付けが同時に進行中で、水位は高め。水田は、耕起したばかりのところから田植えが終わったところまで多様だけれど、多くの水田では代掻きのために水を入れ始めていた。
美浦村の水を入れ始めた水田でムナグロを初認。友人の情報をみてもここ数日で飛来し始めたようだ。
コチドリは1羽しか見つけられなかった。
タシギもそれほど多くなかった。
いろいろな場所でカルガモのペアを見ることができた。カルガモの雌雄の識別は腰の部分で簡単にできる。黒く見えるのが雄だから、左側が雄だ。
霞ヶ浦周辺の蓮田で問題になっているのが、防鳥網に羅網する野鳥が年間2000羽以上になることで、オオバンとカモが多いけれど、オオタカ、フクロウ、コミミズク、サンカノゴイなどが羅網している。
意外に、カラス、サギ類やユリカモメは羅網しないようだけれど、ユリカモメが羅網していた。
アオサギも犠牲になっていた。蓮田の防鳥網は、鳥がレンコンをかじることで商品価値が落ちるということで、網を張っている場所が増えていて、使っている網が柔らかく鳥が羅網すると、鳥の重さで網の目が締まってしまい、取れなくなってしまうからということだ。
ちょうど種レンコンの植え付け作業をしていた。
【観察した野鳥】
キジ、オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、スズガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、バン、オオバン、ムナグロ、コチドリ、タシギ、イソシギ、ユリカモメ、トビ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、ムクドリ、ツグミ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、アオジ 42種+コジュケイ、コブハクチョウ
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