梅雨明けの猛暑の中を里山散歩
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久しぶりにつくば市のシネマコンプレックスに映画「万引き家族」を見に行ってきた。
カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で最高賞のパルムドールを受賞した是枝裕和監督の話題の作品だ。
祖母、夫婦、息子、妻の妹4人の住む東京下町のマンションの谷間に建つ古い一軒家を舞台にした社会の底辺に暮らす人々の話から始まるのだけれど、最後に家族の秘密が明らかになる面白い映画だった。
祖母は国民年金、父親と息子は、生活用品を万引き、妻はクリーニング屋、妻の妹はマジックミラー越しでサービスをするJKオナクラという風俗で働いている。
2月の寒いある日、団地の廊下で寒さに震えていたDVを受けている疑いのある幼女を見かねて家に連れかえり、家族として育てることになる。
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カラスの文化史(Candace Savage「CRAWS ENCOUNTERS WITH THE WISE GUYS」)は、先日読了したネイサン・エメリー「実は猫よりすごく賢い鳥の頭脳」の中で紹介されたカラスの頭脳についての最新の研究成果を更に情報を軸に、神話、伝承・童話、詩などに登場するカラスなど幅広くカラスの魅力を紹介している。
日本のハシブトガラスも賢いと思うけれど、この本のエピソードを読んでいると日本にはいないワタリガラスはなかなかあなどれない。それこそ「羽の生えた類人猿」といってもいいだろう。
古代ギリシャ、バイキン、インディアン、エスキモーなどの神話や伝承の中にもカラスの賢さが垣間見えるものが集められていて、これも興味深い。
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午後3時過ぎに自宅上空を飛ぶ航空機の動きがおかしいので、Flightrader24で見てみると、強風で着陸のやり直しなどで着陸機が太平洋上で旋回していた。
調べてみると、成田空港周辺は午後1時過ぎに瞬間最大風速21.1m/sを記録するくらいの強風で、離発着のやり直しが頻発して、待機中に燃料が足りなくなって目的地を変更するなどスケジュールが混乱したらしい。
スクリーンショットは大韓航空のホノルル便のAirbus A330-322が、鹿島灘で待機のために旋回のあと着陸に失敗して、着陸のやり直しのために再び鹿島灘に戻ったところだ。
今日のような天候の日は、さくらの山公園にいると危険な離着陸の様子を見ることがでたのだろう。
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3月発売のエフトイズ・コンフェクトのJAL WING COLLECTIONがあったので、1個だけ買ってみた。
トランスオーシャンのBoeing737-400のジンベイジェットが欲しかったので、パッケージの一番軽いのを選んだつもりだったけれど外れて日本エアシステムのMD-90-30(JA8070)レインボーカラーだった。
MD-90-30(JA8070)は、1997年5月に就役して合併により2004年4月日本航空に移籍して太陽のアーク塗装になり、2012年9月に鶴丸塗装に変更され、2013年3月に退役して、海外に売却されている。
地球のどこかで飛んでいるのだろう。
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「実は猫よりすごく賢い鳥の頭脳」は2016年に発行されたNathan Emery "BIRD BRAIN A EXPLORATION OF AVIAN INTERIGENCE"の翻訳版になる。著者のネイサン・エメリーはロンドン大学で動物の洞察や想像力などについて研究をしている認知生物学者だ。
鳥頭ということばがあるように、本能だけで動いていて鳥は頭が悪いと考えられてきたけれど、1990年代から実験によって鳥にも未来の計画を立てたり、相手の心を読んだりといった複雑な認知能力があることなど、その汚名を覆す鳥たちの驚異的な能力を示す研究成果が次々と出されているということだ。
鳥は道具を使ったり、脳がマルチタスクが可能で意思決定は哺乳類より速い、方向感覚と記憶力が優れていたり、コミュニケーション能力や社会的学習ができたりといった鳥の知的能力を写真やイラストと共にわかりやすく紹介している。
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カラスについての楽しい本「にっぽんのカラス」がでてました。
日本で観察できるカラスについて基礎知識・雑学といろいろな生態を撮影した写真が一杯の本です。
カラスってなかなか写真を撮る気にならないのですが、この本の色々なカラスの行動や暮らしの写真がいいんです。
その他、カラスライフ in 札幌、カラスの研究論文のダイジェスト、カラスファンクラブへの招待、カラスの本、グッズといったカラス情報も充実していて大満足でした。
ハシブトカラスに後頭部をキックされたことのあるきたきつねもこの本を読んでいれば避けられたかもしれません。
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今日は「入梅」、七十二候の「腐草蛍となる」、「国立銀行設立の日」。
台風5号が本州の南岸を通過したため、一日雨。おとなしく雨読。
ハシボソミズナギドリは、オーストラリアの島嶼で繁殖して4月から6月にベーリング海に向けて移動するのですが、その年生まれの巣立ち雛が衰弱死して日本の沿岸に打ち上げられることが知られている。
年によって変動するようだけれど、千葉県の九十九里、茨城県の鹿島灘の海岸などで打ち上げられたハシボソミズナギドリの死体を見ることができる。
24、5年前に海岸でハシボソミズナギドリを拾ってきて骨格標本を作っていた友人から貰ったハシボソミズナギドリの頭骨がでてきた。
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1948年生まれの橋本治が想像する30年後の近未来のディストピア(絶望郷)小説だ。
首都直下型地震が起こる確率が30年以内に70%という予測とリンクして、完治の可能性のない難病で万全な健康状態にない98歳になる小説家橋本治の99歳までの日記というか日常雑記の形になっている。
震災で首都圏は壊滅的な状況で、都内で被災した橋本治は、福島の仮設住宅で独居老人として暮らすという設定で物語は進む。
年金と僅かな原稿料で暮らしているのだけれど、歩行が困難なので買い物に行くのにも苦労する姿が語られる。
同世代のきたきつねは98歳まで生きることは想像もできないけれど、今から30年の世界は、今予測されている明るい未来ではないことは想像できるから、この話は非常に共感できた。
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