船上での海鳥観察の便利な道具
アホウドリやミズナギドリなど海鳥を見るためには、フェリーや定期船などに乗船して海上に出る必要がある。
観察道具は、双眼鏡、望遠鏡、カメラ、図鑑など陸上と変わらない。その代り海上での観察にあると便利な道具がある。
船の甲板にでて次々と海上に出現する鳥をみることになるのだけれど、忘れ物を取りに船室に戻ったり食事などで船内に入っている時に珍しい鳥がでると悲しいので、必要な小物類や食料などをディパックや袋に甲板に持っていくことになる。
甲板は波をかぶったりして濡れているので、ディパックや袋を甲板に直接置くと濡れてしまう。
そのような時に便利なのがS字の金具だ。S字金具で壁の手すりに荷物を吊り下げておくと濡れにくくなる。
このS字金具は、物干し竿やハンガーを釣る時に使うもので、100円ショップに売っている。S字金具には色々なものがあるけれど、大小のS字のものが便利だ。というのは船の手すりは色々な太さのものがあるので、小さいものだけだと吊り下げることができないからだ。
もう一つは、何時間も立ったままでは疲れるので、椅子が必要になる。椅子は、携帯できるもので、できるだけ座面の高さが高いほうが良いだろう。低いと腰が深く曲げることになるので腰が痛くなる。
最近は携帯椅子が各種あって、軽くてコンパクトものも多いので、体のサイズに合わせて購入するといいだろう。
海上での観察で一番大変なのは巻き上げられる海水の飛沫で、メガネや双眼鏡、カメラのレンズに着くと見づらくなってしまう。
だから海水の飛沫を拭い取ることになるのだけれど、乾いた布で拭き取った場合は塩分が残って細かな塩の結晶になって、硬い塩の結晶を拭く時にレンズの表面に傷をつけることになります。
それで、船上でレンズを拭く時にはウエットティッシュを使うことが良いようです。タオルや布を濡らして拭いても良いのですが、塩分が残らないように頻繁に洗う必要があるので勧められません。
私は、小さなスプレーボトルに真水を入れて、レンズの直接水を吹き付けて、ダイソーのコンパクトタオルで拭き取る方法を試してみたところ、非常にきれいになった。
でも、風向きと波によっては頻繁に海水の飛沫が飛んでくるので、非常に面倒だったので、やはりウエットティッシュが一番簡単かもしれない。
今回、海外のバードウォッチャーは大きめのプラケースに真水を入れて置いて、時々双眼鏡を真水に浸けて乾いた布で塩分を拭き取っていた。これは効果的かもしれない。
プラケースに衣類などを入れておけばトランクの中でも邪魔にならない。どちらにしても海で鳥を見る時には双眼鏡は防水は必須だろう。
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