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2018/08/26

茨城県自然博物館:講演会「アライグマ注意報発令! 特定外来生物-生物多様性に与える影響と対処法-」

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茨城県自然博物館であった講演会「アライグマ注意報発令! 特定外来生物-生物多様性に与える影響と対処法-」を聞きに行ってきた。

茨城県はほぼ全域でアライグマが目撃されていて、被害発生・繁殖しているエリアも多いようだ。

県自然博では、アライグマの捕獲死体を集めて、解剖、食性、産子数の調査、頭骨の標本などで資料の集積をはかっているということだ。

茨城県のメス1個体あたりの他の県の事例よりも産子数は多く、生後一年で繁殖可能になるらしい。気候条件や食料の環境が良いのかも知れない。

捕獲数は年々増加していているけれど、市町村による差があるということだ。坂東市の捕獲数は群を抜いて多いらしい。

実際にはアライグマは非常に多いので、捕獲率は低い印象で、もっと捕獲できるような印象を持った。きたきつねの通っている里山でもアライグマが複数定点カメラで撮影されていて、市に捕獲を相談しても、実際に被害が出ていない場所での捕獲はしないという回答だ。

人家や畑に出てくるアライグマは、里山などで繁殖して出てくるのだから、そのような場所での捕獲は必要だと思う。

会場にいた坂東市の担当者に聞いたところ、熱意を持ってアライグマとハクビシンの捕獲にあたっているという印象だった。

捕獲方法などについてもう少し詳しい話を聞きたかった。

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