高校卒業五十周年の同期会
同期会はこれまで何度か開催されていたけれど、ちょっと参加に躊躇していたところがあって参加してこなかった。
激しい受験戦争の待っただなかの世代に加えて、校長が息子を東大に入れたということで、受験一辺倒の雰囲気で、クラス分けは受験する大学毎、中間期末テスト、模試の成績の張り出しなど嫌な雰囲気だった。
実際、現役・浪人合わせて半数近くが、国公立大学に合格していて、開校依頼の奇跡といわれた学年だった。
そんな中で、きたきつねはアマチュア無線クラブやエレキバンドを作ったりして真ん中辺りをウロウロしていたので、なんとなく学校に馴染めていなかった。
今回五十周年ということで、もうなかなか参加することができなくなる可能性が高いし、会いたい人も何人かいるので、最初で最後ということで参加することにした。
受付に行くと何人か顔が判って、声もかけてもらいちょっと安心した。ベビーブームだったので、同期は10クラス500人もいたけれど、参加者は94人だった。といっても二割近く参加は多いほうだろう。幹事が把握しているだけで35名がこれまで亡くなっているらしい。
きたきつねの居たクラスは、参加者が21名と最多だった。記念写真を撮影してから、クラスごとに別れたテーブルで一次会。隣に小学校の時の仲良しで、今も年賀状のやり取りをしているO君がきてくれた。
50年振りなので、風貌が変わり名札を見ないと判らないひともいれば、若い頃の面影がはっきりしているひともいて、なかなかおもしろかった。
是非会いたいと思っていた友達を探してテーブルを回って、3人に会うことができた。他は欠席ということで、残念だった。それでも消息を知ることができた。五十年といえば半世紀、それぞれ色々な人生を歩んできたということだ。
クラスごとにステージに上がって自己紹介をして、最後に校歌を歌って一次会を終えた。
二次会は同じホテルの別の部屋で、今度は席はバラバラだった。何度も参加しているひとはカラオケを始めていた。その内に席をどんどん移動して会いたかったひと同士で集まって話がはずんだ。三次会に行くひとたちと別れて、会いたいと思っていた予備校も一緒だった友人と二人で飲み直し、気がつくと午前一時近くなったので、ホテルまで送ってもらい、再会を約して別れた。
今回、思い切って参加して良かった。
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