八丈島航路でアホウドリを見る
オオミズナギドリの大きな群れと何度か出会うけれど、他の海鳥はなかなか出会わない。途中クロアシアホウドリがでてきた。途中、北に向かうツバメとすれ違った。以前ムクドリに追い抜かれたことがある。
海に降りることのできない小さな鳥が洋上で遭遇するとすごいと思うけれど、渡り鳥は毎年往復しているのだから当たり前なのだろう。
八丈島に到着してから、40分ほどの待ち時間で港の周りで鳥を探した。チュウシャクシギやメダイチドリをみることができた。
待合の前にはスミレとリンドウの花が咲いていた。
八丈島から三宅島の復路も大きな差はなかった。それでもクロアシアホウドリを10個体見ることができた。それに風が西風になり、気温も上がってきたので快適な環境になったのは助かった。
三宅島からバーダーが乗り込んできて一気に人が増えた。目が多いほうが鳥を見つける確率が高くなるので、三宅島から大島を過ぎる辺りまでがアホウドリのゴールデンタイムになるのを期待して三宅島を出航。
アホウドリとのファースト・コンタクトは海に浮いていた若い個体で比較的近くだった。
その後、次々とアホウドリが出現して、まつり状態ではないけれど、色々な齢の個体を見ることができた。最終的に、アホウドリを15羽、クロアシアホウドリを19羽、カンムリウミスズメを9羽見ることができた。
オオミズナギドリの中にアカアシミズナギドリが混じっていた。
一番にカンムリウミスズメを見つけたのに写真を撮れなかったのは非常に残念だった。
今回気になったことは、例年普通に見ることができるコアホウドリが1羽も見られなかったことで、前の週の記録にも出ていないので、なにか問題があるのだろうか心配だ。
16時半ころに観察終了。久しぶりに一日甲板で立ちっぱなしだったので非常に疲れたし、腰も足もガクガク。終わることに双眼鏡を持つ手が攣ってきた。
竹芝桟橋には定刻で接岸、常磐線が遅れていたので予定では乗り継ぎ時間3分の電車に乗ることができた。
次は5月に三宅島での探鳥を組み合わせてアホウドリを見ることにしよう。
【観察した野鳥】
キジバト、クロアシアホウドリ(19)、アホウドリ(15)、オオミズナギドリ、アカアシミズナギドリ(4)、アナドリ、ウミウ、ダイサギ、メダイチドリ、チュウシャクシギ、イソシギ、ウミネコ、カンムリウミスズメ(9)、トビ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ウグイス、イソヒヨドリ、スズメ
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