波崎・銚子方面にシギチを探しに
今日は「八十八夜」、「憲法記念日」、「世界報道自由の日」。
天気が良く夏日の一日、友人と稲敷市経由で波崎・銚子方面にシギチを探しにでかけた。
コースは稲敷市西ノ洲・浮島ー神栖市波崎砂丘植物公園・波崎漁港ー銚子市銚子漁港・犬吠埼・長崎鼻・外川漁港ー神栖市波崎利根公園・矢田部ー香取市小見川ー稲敷市浮島と約200kmの行程だった。
連休中ということもあって各所は行楽の人が多く、さらに田植えやハス田の植え付けの最盛期も重なるというあまり良い条件ではなかった。
全体として今年のシギチの少なさを実感することになったけれど、種類が増えているので渡りが遅れているのかもしれない。
浮島の蓮田ではツルシギがウナギを捕まえていた。
波崎漁港には換羽が始まったシロエリオオハムが入っていた。土砂の山が切り崩された場所が平らに均されていて、シロチドリ、コチドリがいたけれど、コアジサシの繁殖地になるかもしれない。
銚子漁港にはまだカモメ類が少し残っていた。キョウジョシギの小群やメダイチドリが何ヶ所かの岩の上にのっていた。メリケンキアシシギを探したけれど、見つからなかった。
外川漁港周辺では沖にオオミズナギドリの大きな群れが飛んでいた。岩礁の上にチュウシャクシギやキョウジョシギがのっていた。
コアジサシはまだ到着したばかりの感じで飛び回っていた。波崎の利根公園に隣接して造成されたコアジサシのコロニー用地は昨年と違い草に覆われていないので、今年は繁殖に利用されるのではないだろうか。
少数のコアジサシが飛来していた。探してみたけれどアメリカコアジサシは見つからなかった。造成地のハズレにキアシシギをみつけることができた。
帰る途中、友人からの情報で神栖市の水田でコウノトリを見ることができた。カラーリングで調べると徳島県鳴門市坂東で2018年3月13日生まれのJ0181のようだ。
また、夏羽のオグロシギの15羽の群れも見ることができた。
帰り道にオオセッカ、コジュリンを見ようと小見川の堤外地に寄ってみた。山階鳥類研究所がバンディングをしていた。例年になくオオジュリンの声が多く聞かれた。
いつもは完全に諦めて撮影しないのだけれど、オオセッカの写真を撮ってみた。
道路から見える水たまりにカモが沢山入っていてシマアジも入っていた。
昼は、銚子市飯沼の博雅でラーメンを食べて、すぐ横にある長崎カステラの「つる弁」をのぞいてきた。銚子の景気が良い頃は、今の10倍以上の売れていたという。景気が悪くなってからは、葬式、結婚式の引き出物がなくなってしまったらしい。
市の人口の高齢化だけでなく、市の財政が悪化の一途をたどっていて2022年度に財政再生団体に転落する可能性があるらしい。加計学園の千葉科学大学への92億1500万円の補助金の影響は無視できないようだ。
【観察した野鳥】
キジ、オカヨシガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、シマアジ、コガモ、ホシハジロ、スズガモ、カンムリカイツブリ、キジバト、シロエリオオハム、オオミズナギドリ、コウノトリ、カワウ、サンカノゴイ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、クロサギ、オオバン、コチドリ、シロチドリ、メダイチドリ、タシギ、オグロシギ、チュウシャクシギ、ツルシギ、キアシシギ、イソシギ、キョウジョシギ、ユリカモメ、ウミネコ、カモメ、ワシカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、コアジサシ、ミサゴ、トビ、チュウヒ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、オオセッカ、オオヨシキリ、セッカ、ムクドリ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、コジュリン 計62種+コジュケイ、ドバト
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