国立科学博物館と東京国立博物館で特別展を見た
今日は「パンの日」、「洋服記念日」、「皮膚の日」。
国立科学博物館で開催中の特別展「ミイラ展」、東京国立博物館の特別展「正倉院の世界(後期)」と「人、神、自然」を見に行ってきた。
ミイラ展は展示物が死体ばかりなので撮影禁止だった。といっても写真を撮ってもどうするというレベルの展示がほとんどだった。
会場内は「南アメリカのミイラ」、「古代エジプトのミイラ」、「ヨーロッパのミイラ」、「オセアニアと東アジアのミイラ」の4コーナーで世界中のミイラが展示されていた。
南アメリカではペルーのチャチャポヤのミイラ包を始めて見た。ヨーロッパではオランダの湿地遺体「イデガール」、オセアニアではパプアニューギニアの祖霊像、東アジアでは日本の本草学者のミイラ、弘智法印 宥貞の即身仏は始めて見るものだった。
ミイラもCTスキャンでミイラの内部を画像で見ることができるのは新鮮だった。
これまでエジプトのミイラや古代人の骸骨などはものとして見てきたが、今回の展示は明らかに死体を感じてしまった。
最後の場所で、顔写真とミイラマスクを合成してくれたので、撮ってきた。
東京国立博物館に移動して入場すると、平成館に向かって特別展「正倉院の世界(後期)」に入場待ちのひとで長蛇の列、80分待ちということだった。
前期の展示はほとんど待ち時間がなかったのに、テレビや新聞などで報道されたので人が集まってきたようだ。
ようやく会場に入ったけれど大混雑だった。正倉院宝物は前期と後期で入れ替えになっていたけれど、大部分が類似のものだった。見たかったのは、平螺鈿背八角鏡と漆胡瓶だったので他は並ばずに人の頭の間からの観覧にした。それでも随分時間がかかった。
もっとゆったりと正倉院の世界に浸かっていたかった。
東洋館の特別展「人、神、自然-ザ・アール・サーニ・コレクションの名品が語る古代世界-」は時間がなかったので駆け足で見てきた。
カタール国の王族であるシェイク・ハマド・ビン・アブドラ・アール・サーニ殿下のコレクションから世界各地の古代文化が生み出した工芸品が展示されていた。
来年2月9日まで会期があるので、また行こうと思う。
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