茨城県自然博物館の企画展「宮沢賢治と自然の世界」
今日は「太平洋記念日」、「税関記念日」。
珍しく寒い日が続いている。
招待券を貰ったので茨城県自然博物館で開催中の企画展「宮沢賢治と自然の世界ー石・星・生命をめぐる旅」を見に行ってきた。
宮沢賢治は子供の頃から鉱物採集、昆虫の標本づくりが好きで「石コ賢さん」とあだ名を付けられていたり、盛岡高等農林学校では土壌学を学ぶなど自然科学に興味があって、それが童話などの作品に反映されているので、それらを総合的に紹介する内容になっている。
これまでの博物館の企画展のようにあるテーマに沿った単に標本や生態を展示するのではなく、国立科学博物館で開催されている企画展「風景の科学展 芸術と科学の融合」のような芸術などと科学を対比した展示が新しい方向なのかもしれない。
賢治の雨ニモマケズを書いたノートや童話の原稿などのレプリカが展示されていた。
盛岡高等農林学校の学生の時に採集した鉱物の標本などや童話などに出てくる鉱物もあった。
学生時代使ったと考えられる当時の偏光顕微鏡。
童話の世界を再現した展示もなかなかおもしろい。グスコーブドリの童話のジオラマには。話にでてくる動物達の剥製が並んでいた。
賢治が猫が好きではなかったというのは、知らなかった。
童話「気のいい火山弾」のジオラマに大きな火山弾が置いてあって、国立科学博物館所蔵の富士山の火山弾というに喰い付いてしまった。
屋外にも関連の展示があって、宮澤賢治が残していた花壇のメモ書の中にある“Tearful eye(涙ぐむ眼)”が再現されていた。
企画展会場の隣にさわれる展示「ハートフルミュージアム」が開催中だった。化石や剥製、民具などをさわることができたり、声で鳥や虫の名前を当るクイズ、水槽のヒトデやウニなどにさわることができたり子どもたちが喜びそうな展示になっている。
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