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2019/12/07

企画展「常陸の玉作り 重要文化財武者塚古墳出土品同時公開」(上高津貝塚ふるさと歴史の広場)

20191207_14 上高津貝塚ふるさと歴史の広場の考古資料館で開催中の第22回企画展「常陸の玉作り 重要文化財武者塚古墳出土品同時公開」が明日で終わりなのに気がついて、里山散歩の帰りに寄ってきた。

古墳時代前期中葉~後葉の玉作りに関する土浦市指定文化財「烏山遺跡・八幡脇遺跡出土玉作資料」を中心に、関東各地の玉類製作における未成品や破片、砥石などが展示されていた。

展示の後半部分に保存修復を終わった土浦の武者塚古墳の出土品も展示されていた。前の企画展を見逃していたのでタイミングが良かった。

翡翠や瑪瑙などの硬い材料を勾玉や管玉にするための製造方法がよく分かる展示となっていた。

相当時間が必要だったのだろう。

 

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武者塚古墳出土の勾玉、切子玉、ガラス玉

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玉の材料

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勾玉と管玉の製作工程

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烏山遺跡・八幡脇遺跡はメノウ製の勾玉の工房跡としては日本最古ということで、勾玉作りに使われた筋砥石

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勾玉作りに使われた内磨砥石

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勾玉や管玉に穴を開けるのに使われた鉄針で、これを錐の先につけて砥石の粉を付けて穴を穿ったのだろう。

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武者塚古墳出土の鉄柄銅杓で、珍しいもののようだ。

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武者塚古墳出土の銅装三累環頭太刀と銀装圭頭太刀。

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武者塚古墳出土の美豆良と髭は日本初のものだ。

展示資料は99点と見どころも多く、無料配布のカタログも非常に良くできていた。行って良かった。

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