国立歴史民俗博物館の特集展示
かみさんのリクエストで午後から佐倉の国立歴史民俗博物館に行ってきた。
空は明るくなってきたけれど、雪がみぞれに変わり相変わらず寒かった。
最初にくらしの植物苑で開催中の特別企画の「冬の華・サザンカ」を見てきた。JAFの会員は入場料が半額の50円になる。
くらしの植物苑では季節ごとに伝統植物を展示している。今回は冬に咲く花のサザンカを取り上げあれていた。
日本固有種のサザンカと改良品種が100品種が展示されていた。きたきつねは植物が不得意なので、サザンカとツバキの区別も完全にできていないから、良い勉強になった。
自生種に近いサザンカ群、改良種のカンツバキ群、サザンカとヤブツバキの自然交雑でできたハルサザンカ群があることも始めて知った。
花も一重、二重、八重、千種咲き、斑入りなど多様な花がある。
鳥にちなんだサザンカ群のサザンカの「磯千鳥」
カンツバキ群のサザンカ「初光」
カンツバキ群のサザンカ「姫白菊」
ハルサザンカ群のサザンカ「小鼓の実生」
ハルサザンカ群のサザンカ「鎌倉絞」
本館に移動して第3展示室の特集展示「描かれた寺社境内」を見てきた。常設展示の展示替えは殆どないので、特集展示がアクセントになっている。
江戸時代後期に起こったお伊勢参り、富士講など行楽熱の高まりの中で寺社を取り上げた図会、錦絵や絵巻を展示していた。
浅草風俗図巻
長谷川雪旦画の江戸名所図会「愛宕社」
最後に第4展示室の特集展示「石鹸・化粧品の近現代史」を見た。石鹸、歯磨き粉、化粧品の歴史が垣間見える展示だった。
きたきつねの子供のころは毎日お風呂に入る習慣はなかったようだし、今のように多様な石鹸、シャンプーなどはなかった。
明治45年発売のライオン洗石鹸
明治と昭和初期の歯磨き
化粧品のポスター
子供の頃に使ったベビーパウダーは天瓜粉だった。大正11年発売の天瓜粉。
天瓜粉はカラスウリの根からとったデンプンの白色の粉で、現在のベビーパウダーは滑石(タルク)などの鉱物と植物のデンプンの粉で全く違うものだ。
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