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2020/02/14

板倉町文化財資料館

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板倉町から渡良瀬に行く時にいつも気になっていた板倉町文化財資料館を見てきた。

予想していたよりも小さな資料館だった。事務所に声をかけて館内の電気を点けてもらった。

板倉町は、利根川と渡良瀬川の合流する流域で水害との闘いと足尾銅山の鉱毒の被害もうける大変な場所だったようだ。

今は文化庁の重要文化的景観「利根川・渡瀬川合流域の水場景観」として選定されていて、関連した資料が展示されていた。

展示は手作りの模型が沢山あって、子どもたちが良く分かるように工夫していた。

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低湿地で洪水被害が頻繁にあったのでこの地域には水塚のある民家が普通だったようだ。

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水塚は、敷地の中に洪水時に水かつかないように盛土した場所で、洪水時に避難する倉庫を建て、揚舟といって軒下に船を吊るしていた。

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揚舟の降ろし方を説明した模型。

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大水がでるため集落は堤防で囲んでいる。

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上総掘りで掘り抜き井戸や川田(かわだ)の模型も興味深い。特に川田は、低地の耕作方法で堀を掘って、その土を盛り、少しでも高い耕地を作り出す「掘り上げ田」で、潮来の「浮き田」に似ている。

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縄文の海進期にはこのエリアまで古東京湾で海が入ってきていて、貝塚も見られるということだ。

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弥生期の遺跡もみらる。

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掘っ建て柱の小屋の模型は、ダンボールを使って作ってあって、中も見られるようになっている。

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台地部に古墳もあって、筑波山古墳というのも興味深い。

文献や考古資料の収められた資料室も利用できるということだ。機織りの講座もあるらしい。

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