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2020/03/26

八丈島航路で海鳥を見る

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今日は旧暦三月三日の「上巳の節句」、「カチューシャの歌の日」。

いつものように三宅島に近づいたので4時半の放送で目覚めて、身支度と荷物を整理して甲板にでて観察の準備。

日の出が5時37分なので、三宅島を出航してから5階のデッキに上り、日の出を待った。水平線に厚い雲があったので、きれいな日の出を見ることはできなかった。

甲板にはバードウォッチャーが10人ほどがいて、岐阜から来た4人が八丈島で下船して、帰りは6人だった。天気予報を見て急遽乗船を決めたひともいたようだ。

気温は低かったけれど、風は弱く、波も低かったので、甲板での観察は快適だった。日の出前からオオミズナギドリが飛んでいた。

三宅島から八丈島も間は、あまり海鳥は期待できないのだけれど、気を抜くことができない。

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御蔵島周辺は相変わらずオオミズナギドリが多い。

途中でクジラのブローが見えて、背びれが見えた。ザトウクジラかもしれない。途中、クロアシアホウドリとコアホウドリ、カツオドリが見られたけれど非常に遠かった。

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八丈島には定刻より少し遅れて到着。荷役作業が長引いて出発がさらに遅れた。

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三宅島まではオオミズナギドリばかりで、アホウドリは出現しなかった。

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カジキマグロ狙いのトローリング船がオレンジ色のヒコーキを曳いて走っていた。翼で水しぶきを立てて、小魚が集まっている様子を模擬しているらしい。

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三宅島では、終業式を終えて離任する高校の教師の見送り式が始まった。離島勤務は3年の期限付きのようだ。

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三宅島を過ぎてオオミズナギドリの動きも活発になってきた。

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少し経ってようやくアホウドリの若鳥が出現したので、ホッとした。

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アホウドリは少しづつ増えてきて、亜成鳥が出てきた。遠かったけれど成鳥も見られるようになってきた。

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ハイイロヒレアシシギの4羽の群れが出現した。カンムリウミスズメも飛び出したけれど、じっくり見てしまい写真は撮れなかった。

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遠くてもアホウドリの帆翔は美しい。

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アホウドリの成鳥が比較的近くを飛んでくれたのに、露出補正をミスってしまった。

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クロアシアホウドリは全部で13羽確認できた。コアホウドリは少なく全体で2羽しか確認できなかった。

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途中、マッコウクジラの数等の群れが出現した。

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大島沖を通過するまでアホウドリは23羽見ることができた。

11時間位甲板に立っていたので、非常に疲れてしまった。持病の脊柱管狭窄で右足がしびれて、左の股関節が痛くなってきたので早めに観察を止めて船室で横になっていた。

東京湾の湾口を大型船が通過するということで、規制がかかっていて、定刻よりも40分遅れで着岸したので、帰りが遅くなってしまった。

今回はアホウドリをたくさん見ることができたので、大満足だった。やはり三宅島から八丈島は時間がもったいない感じがするけれど、この時期三宅島で下りてもあまり面白くないので、意外な出会いを考えて八丈島まで行くことになる。

【観察した野鳥】
コアホウドリ(2)、クロアシアホウドリ(13)、アホウドリ(23)、オオミズナギドリ、アナドリ(1)、カツオドリ(1)、ウミウ、コチドリ、ハイイロヒレアシシギ(4)、ウミネコ、カンムリウミスズメ(2)、ハシブトガラス、ヒヨドリ、イソヒヨドリ、タヒバリ 15種

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