黒川伊保子「妻のトリセツ」
以前、楽天の期限付きのポイントを期限切れ寸前で使わなければならなくなって、そのころ話題になっていた「妻のトリセツ」を買って置いた。読まないうちに本棚の中に紛れてしまっていて、最近他の本を探しているときに見つけた。
新型コロナウイルス感染症のためにお籠りで暇なので読んでみた。
著者の黒川さんは人工知能の研究者で脳科学をベースに妻の怒りや不機嫌を引き起こすネガティブトリガーと幸せに導くポジティブトリガーの作り方を具体的な例で説明している。
読んでみると男性脳と女性脳では右脳と左脳の連携や記憶のメカニズムが根本的に違うことなど知らないことばかりだったけれど、この歳になると経験的に分かっていることとも符合して面白かった。
知り合いの女性が70歳を過ぎた夫の言動に激怒してSNSに面白おかしく書き込みをしているのだけれど、その夫さんに是非とも読んでほしいと思いながら読んでいた。
でも何十年も一緒にいて同じことを繰り返しているということは、奥さんが夫さんをそのように作り上げたということもあるような気がしないでもない。
鉄は熱いうちに打てということもあるので、熟年離婚に至らないように定年近いひとにぜひ読んでほしい一冊だと思う。
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