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2020/07/16

YS-11量産初号機組み立て作業特別見学会

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今日は「外国人力士の日」、「駅弁記念日」、「虹の日」。

1964年(昭和39年)に初飛行した量産1号機(JA8610)の組み立てを見ることができるというので、展示施設のある筑西市茂田のザ・ヒロサワ・シティにいってきた。

朝一で行ったので、9番目のチケットだった。会場内に入る前に新型コロナ対応で体温測定と手の消毒、マスク必須だった。

入場には人数制限と20分間の時間制限があって入れ替え制となっていた。写真撮影は自由で、施設の外からは時間制限なく見ることは可能だった。

会場内は機体後部からの見学で、規制線から内側に入ることができないので、外から見るほうが良いだろう。

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会場内には上から見ることができるようにステージができていたが、ちょっと遠い。尾翼はまだ取り付けられていない。

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尾翼の部品は会場内に置かれていて、水平尾翼が意外と大きいのがわかる。

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今日はエンジン廻りの組み立てが進んでいた。

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主翼翼端や車輪カバーなどの部品は別棟に保管されていた。

組み立て資金が不足しているということで、8,000万円の資金の内3,000万円を集めようということでクラウドファンディングが始まっている。

調べてみると、この機材は1965年に、旧運輸省航空局に納入されたもので、日本各地の空港の電波状況などをチェックする検査機として運用され2003年に退役している。

国立科学博物館の所蔵している国産旅客機YS-11の量産初号機は羽田空港の格納庫で動態保存されてきたが、公開されていなかった。

羽田空港が増便で駐機場が不足することから、YS-11が保管されていた格納庫が閉鎖することとなり、行き場所がなくなっていた。

科博が行き場所と展示方法を模索していたところに筑西市のヒロサワが機体の受け入れることになったようだ。

ヒロサワは機体の無償貸与を受け、保管展示施設を自費で建設して、解体した機体を組み立て今年の秋から展示する予定らしい。

組み立てはYS-11製造に携わったOBを中心に航空自衛隊から機材を借りて行っているということだ。

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ザ・ヒロサワ・シティにはいろいろな施設があって、見学会会場の横には新幹線、機関車など色々な列車が展示されていた。

 

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