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2021/06/21

鹿島灘に海鳥を見に

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昨日、太平洋でオオミズナギドリが沢山見られたというので、午前中大洗から京知釜海岸までの海岸を回ってきた。

大洗海岸ではオオミズナギドリはパラパラだった。

大竹海岸でもオオミズナギドリは沖にわずかに見えるだけだった。鹿島方面を見てみると沖に漁船が沢山集まっていた。遠いので鳥の姿は、見えなかった。

国道51号線を南下して京知釜海岸に出てみると、漁船が一斉に漁港に向かって戻っていくところだった。

ここでは沖に20羽ほどのオオミズナギドリが帆翔していた。

今シーズンは黒潮が千葉の九十九里当たりから茨城沖まで陸地から離れていて、鹿島灘に向けてわずかに水温の高い部分が入り込んでいるので、その部分に漁船が集まっていたのだろう。

黒潮のデーターは神奈川県水産技術センターの海況図データベースの関東・東海海況速報で調べることができる。

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ただ海岸から離れているので海鳥がいても見えないようだ。

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海岸をスコープで見るとハシボソミズナギドリの死体が沢山落ちているのが見えた。300m位の範囲に6羽の死体があった。海岸に打ち上げられるのは一部だろうから、海中に沈んでいる個体はもっと多いのだろう。

オーストラリア東南部のビクトリア州とタスマニア州に点在する島々で繁殖したハシボソミズナギドリが北のオキアミや小魚の豊富なエリアに向けて北上する途中で落鳥して一部が海岸に打ち寄せられるのが見られる。

多くが今年生まれの巣立ちびなといわれていて、日本近海を通る迂回ルートを取るために体力を消耗してしまうようだ。親鳥は一気に北上してしまって、アリューシャンマジックに参加しているのだろう。

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