早良朋「へんなもんみっけ!6」
毎回買っているコミックスの「へんなもんみっけ!6」を近所の書店に買いにいってきた。
本は通販ばかりなので、書店の売っている棚の位置が分からないのでぐるぐる回ってしまった。
有名なコミックは平積みされていて直ぐに分かるのだけれど、「へんなもんみっけ!6」は棚の中に1冊ぽつんと入っていたのでなかなか見つけられなかったようだ。
それにしても書店のコミックスの棚の面積は相当なもので、本が売れているだけでなく、漫画を描く漫画家がいるということになる。
中でも売れている漫画家の仕事量はすごいのだろう。
「へんなもんみっけ!」の舞台は架空の地方の市立博物館を舞台にして、主人公は学芸員ではなく一般職の総務係の職員が博物館での仕事を通して成長していく物語なのだけれど、この博物館が市立にしてはとんでもない設備と学芸員が揃っているのだ。
エピソードが国立科学博物館や有名博物館で取材したものがベースになっているので仕方がないのだろう。
6巻で一番良いと思ったのは最初の「おうちで博物館」でスミソニアン博物館のバーチャルツアーを市立博物館で実施するという話だった。
工夫次第で色々なことができるというエピソードなのだけれど、きたきつねは最後の部分でスミソニアン博物館のメインエントランスに掲示されている言葉がさすがスミソニアン博物館というところですばらしいと思った。
その言葉は「NO SPECIES CAN LIVE ON ITS OWN」で生物の多様性などという意味不明な言葉よりも明確に地球環境問題の本質をついていると思う。
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